【用語解説】消費者物価指数とは

消費者物価指数とは

ゆかり
あーあ、最近景気が悪いわね~
銀狐先生
ちょっと待ってください!
その「景気が悪い」というのは何を根拠にしてますか?
ゆかり
そんなのわたしの勘と経験ですよ
日本の社畜の肌感覚を甘く見ないでくださいよっ
銀狐先生
変なところで威張らないでください…

景気が良いとか悪いとかよく聞きますが、景気の良し悪しはどうやって判断すればいいのでしょうか?
勘や経験、感覚といったあいまいなものではなく、もっと確かな指標はないものでしょうか?

その答えこそが「消費者物価指数(CPI)」なのです。
どういうことなのか具体的に見ていきましょう。

銀狐先生
景気が良くなりお給料も上がって家計に余裕ができる。するとどうなるでしょう?
ゆかり
そうねえ…普段よりもちょっと高いドレッシングを買ってもいいかなって思いますね、デパ地下で売ってるような
銀狐先生
じゃあ逆に、景気が悪くなって家計が苦しくなると?
ゆかり
ドレッシングをやめてマヨネーズと醤油にするかしら
銀狐先生
ちょっとドレッシングから離れてください…

景気が良いと多少値段が高くても物が売れるようになります。逆に、景気が悪いと高い値段では誰も買ってくれないので物の値段は下がります

ゆかり
なるほど!じゃあ物価を見れば景気が良いか悪いかわかるわね
銀狐先生
その通り!この「物価の動き」を表すのが「消費者物価指数」なんです
消費者物価指数

消費者物価指数ではどの物の値段を見るか

物価といっても、売られているものはたくさんあります。消費者物価指数ではいったい何の値段を基準にしているのでしょうか?

レモン牛乳や石膏などのマニアックな物の値段を基準にしても一般的な景気を反映しているとは言い難いので、家計調査をもとに一般的な家庭で消費される代表的な約600品目を定めています

それらの価格を全国で調査員が現地調査をして物価を調べているのです。

消費者物価指数の対象品目
これらの対象品目はその時代の世相を反映するために5年ごとに見直しされています。
ゆかり
600品目もあるのかぁ
あれ?でも、お米の値段が上がって、魚の値段が下がることもあるわよね
全体としての物価の動きはどうやって把握すればいいの?
銀狐先生
大きな買い物かごを想像してみてください。
その買い物かごに、これら600品目を1年間で使う分だけ入れてみましょう。
毎年同じ分だけ買うとして、この買い物かごの値段の毎年の推移を見れば、経済全体の物価がわかりそうだと思いませんか?

指数とは?

銀狐先生
ワタシたちが気にしているのは物価そのものの数字というよりは、物価が上がってきているのか下がってきているのかという動きの方でしたね

例えば、2015年の物価を「100」として、2018年の物価が「110」になっていたらどうでしょう?

ゆかり
3年前の2015年に比べて10%も物価が上がっているってすぐにわかるわね

このように、ある年の物価を100としておいて、それを基準に毎年の物価を表現すればわかりやすいですね。これが「指数」という考え方です。

消費者物価指数とは、「景気を客観的に測るための指標で、一般の家庭で消費される代表的なモノ・サービスの価格の上がり下がりを時系列データ」です。