リターンとリスクは投資のキホン!

リターンとリスクの意味

銀狐先生
今日はリターンリスクについて勉強しましょう
ゆかり
えっ、ハッピーターンラスク
銀狐先生
その間違いは無理がありますよ…

どんな投資を行う上でも、リターンとリスクという用語が必ず登場します。リターンとリスクが何を表すのかしっかりとおさえておきましょう。

・リターン = 期待する利益
・リスク = 期待する収益(リターン)の不確実さの度合い
リターンとリスクのイメージ

A,B2つの箱があり、それぞれの箱にはだいたい5kgくらいのスイカが入っているとしましょう。

Aの箱の方は4.5kg~5.5kgのスイカの可能性があり、Bの箱は3kg~7kgのスイカの可能性があります。

この場合、スイカの大きさのリターンはA,Bどちらも「5kg」となりますが、Bの方はより不確実です。
この場合、Bの方がAよりもリスクが大きいということになります。

リターンはわかりやすいのですが、勘違いしやすいのがリスクです。

投資の世界でのリスクというのは、リターン(収益)のブレ幅、不確実性のことを指します。
損をする可能性が高いという意味ではありません。損する可能性も得する可能性も高いということです。

ローリスク・ハイリターン?

ゆかり
それなら、私はリスクが低くてリターンが大きい方がいいなぁ
銀狐先生
いわゆるローリスク・ハイリターン狙いですね
まあ、確実に大きく儲けたいと思うのはが人情ですよね。
ゆかりさんが特別あさましいってわけじゃありませんので、ご安心を。
ゆかり
なんか、ひっかかるけど…
それより銀狐せんせー、そのローリスク・ハイリターンな商品を教えてください!

リスクが小さく(ローリスク)、リターンが大きい(ハイリターン)商品があれば、確実に大きい利益を得られるわけですから、それに越したことはないわけです。
そんな商品はあるのでしょうか?

リスクをコントロールしながら高いリターンを得るための金融商品の研究というのは行われていますが、現時点ではそんな都合のいい商品はないようです。
リスクが小さければリターンは小さくなり、リスクが大きければリターンも大きくなるのが普通です。

ですので、どのくらいのリターンを狙うのか、どのくらいのリスクまでなら許容できるのかを考えながら、自分にとってちょうどいいリスク・リターンの商品を選択するのが得策ということになります。

リスクとリターンは表裏一体

リスクとリターンの関係を実感するために、次のようなゲームを考えてみます。

  1. サイコロをふれば確実に1000円もらえる
  2. サイコロをふって、目が6なら1100円もらえるが、6以外なら何ももらえない
ゆかり
断然1よね!
2は何ももらえない可能性が高いし、もらえても1より100円多いだけだもの
銀狐先生
では、2のゲームを次のように変えてみましょう
  1. サイコロをふって、目が6なら1万円もらえるが、目が奇数なら何ももらえない
ゆかり
うーん、これならやってみてもいいかも
銀狐先生
そうです、つまり、ハイリスクな場合はそれに見合うハイリターンでないと誰も投資する人がいないので商品にならないんですね

こうして、ローリスクであればローリターン、ハイリスクであればハイリターンという価格形成がなされていきます。

もう一つ、別の例えで、ローリスク・ハイリターンの商品が存在しない理由を説明します。

あなたが起業をして資金を集めたいとします。
その事業は大儲けすることが確実なので、株式を発行すればローリスク・ハイリターンの株になるでしょう。
ハイリターンですから、株主に対して多くの利益を分配しないといけませんね。
そんなことをするよりも、銀行に低金利で資金を借りた方がいいはずです。
事業の利益と確実性が高いのであれば銀行も喜んで貸してくれるでしょう。
つまり、本当にローリスク・ハイリターンなら株式として資金調達する必要性がないので、そのような株が出回るわけはないのです。

自分にとって適切なリターンとリスクを選択しましょう

「リスクを小さくリターンを大きく」というのは非常に望ましいことですが、実際にそのような投資商品はありえないということを肝に据えてください。

リスクが小さいならリターンも小さく、リターンを大きくしたいならリスクも大きくなるのが大前提です。

投資を行うならば自分のライフステージに必要なリターンを狙うようにしてください。
不必要に大きく儲けようとすればそれだけリスクが増すため、安定した人生設計が難しくなります。

ゆかり
そっかー、やたらと高いリターンを狙えばいいってわけじゃないのね
銀狐先生
かといってリターンが低すぎても資産が増えていかないので、難しいところです