頑張って残業を減らしたのに…



そしたら今度は「キミは今月はあんまり残業してないな、もっと仕事できるだろ?」だって!

巷にあふれている「働き方改革」。政府の旗振りということもあって、働き方改革の一環として「残業時間の削減」を掲げている会社も多いことと思います。
真面目で実直な皆さんのことですから、きっと残業時間を減らすために様々に工夫を凝らして仕事を効率化しているでしょう。
これは本当に素晴らしいことなのですが、人と人が集まって仕事をしている会社という空間ではとても残念なことが起こります。
納得できない理不尽なこと
仕事量が同じであっても仕事に対する姿勢・アプローチは人それぞれです。
Aさんはこう考えました。

Bさんはこう考えました。

1ヶ月後、Aさんは努力の甲斐もあって、どうにか効率良く仕事を回せるようになりました。朝早く出勤はしているものの、帰りは早く帰れるようになりました。
Bさんは相変わらず、定時を回るとおもむろにコンビニに行き夕飯を買い込んできます。BさんのBは「BAKA」のBなんですね。
めでたしめでたし。
とここまではいいのですが、現実には面白くないことが起こります。目が節穴のバカ上司の登場です。
夜の8時、上司がふと席を見ると、Bさんが残って仕事をしています。


理不尽ですが、上司は仕事の中身を真にわかっているわけではないのでこう見えてしまいます。
直属の上司ならまだしも、そうではない「上司の上司」のような人物から見るとこう見えます。
仕事量や効率性を定量的に把握するような仕組みがない限り、誰が無駄に残業しているかなんてわかりません。
それに管理者というのは部下の残業時間の凸凹を嫌います。残業が極端に少ない人がいれば、もっと仕事をさせようと思うものです。
じゃあ効率化なんてしない方がいいの?

業務を効率化して自分の自由な時間を増やしてください。だらだら残業するなんて、人生の浪費です。
そんなに人生は長くありません。
評価されないことに怒らない
誰しも承認欲求というものがありますから、他人から低い評価をされるのは面白くないものです。
ですが、それに腹を立ててはいけません。怒ったところで何も変わりません。
先の例で言えば、上司は上司なりの視点や考え方があり、その上で判断しているわけです。他人の判断の基準を変えることは簡単ではありません。
他人の考え方を変えるよりも、自分の考え方を変える方がずっと簡単です。
評価されないことに怒ったり、へこんだりしている時間やエネルギーがもったいないと考えるようにしてはどうでしょうか?
自分の心をコントロールできるようになることが幸せへの第一歩です。
そのためには「仏教」の考え方がとても役に立ちます。最近は「マインドフルネス」というものが流行っていますが、あれも仏教の思想を欧米風に味付けしたものです。
仏教の考え方をどのようにサラリーマン生活に役立てるといいかは別記事で紹介したいと思います。