仕事が趣味になってませんか?




仕事が趣味と言う人には大きく2タイプいますね
- 本気で仕事にやりがいを感じているタイプ
- 仕事が趣味だと思い込んでいるタイプ

趣味が仕事の人のタイプ
本気で仕事にやりがいを感じているタイプ
このタイプの人は仕事が大好きでその仕事や自分に誇りを感じています。社内誌のインタビューとかを受けているタイプの人ですね。
この中にも2タイプの人がいます。
1つめは、もともとその仕事が好きだったというタイプです。
好きなことを仕事にして、その情熱がずっと続いている人たちです。エネルギーとやる気に満ちあふれている「意識高い系」です。

もう1つは、もともとはそんなに仕事が好きではなかったけれどだんだん好きになったというタイプです。
それほど興味がわかない仕事でも、続けていくうちに次第に慣れて上手くできるようになってきます。上手くできるようになると仕事が楽しくなってきます。すると、もっと仕事がしたくなります。
つまり、『たくさん仕事をする→上手くできるようになる→楽しくなる→もっと仕事をしたくなる』
というループにうまくはまって仕事が好きになったというタイプです。
日本の会社の場合、配属部署を自分で決められることは稀です。自分の興味のない部署に配属になり、しばらく続けていかないといけない状況というのは多々あります。
しかし、皆さん真面目で責任感がありますから、嫌々でもコツコツ続けていきます。次第に前述したループにはまり、仕事が好きになったというパターンも多いんです。私の周りでもこのタイプの人が多い気がしています。
仕事が趣味だと思い込んでいるタイプ
このタイプはいわゆる社畜タイプに多いです。
まず、「趣味」の定義を見てみましょう。
しゅみ【趣味】
① 専門としてではなく,楽しみにすること。余技。ホビー。 「 -は読書と音楽鑑賞です」出典元:三省堂 大辞林
「楽しみに」行うのが趣味です。辞書を引くまでもなく当たり前のことです。
ところが、人生の大半を費やしている仕事こそが趣味だと思い込んでいる人がいます。
普通は「楽しいから多くの時間を費やす」ものですが、「多くの時間を費やしているから楽しい(はず)」という逆転の発想をしてしまいます。
なので、仕事は多くの時間を費やしているのだから楽しいはずだ、俺は楽しく感じているはずなんだ、と思い込もうとします
こうなってしまうと、もう他の趣味を探そうとはしなくなります。これは少し危険なことです。
実は私がこのタイプでした。最も忙しい時期には休日にまで仕事のことを考えて、これは楽しいことなんだと自分に言い聞かせていたんです…。
あなたの周りではどんなタイプが多いでしょうか?
仕事以外の趣味を見つけてみませんか?
仕事が趣味という人たちは、望んでいるかいないかは別として仕事にのめりこんでいる傾向が多いです。
仕事を中心に世界が回っていて他の楽しみを見つける暇もありません。
仕事が唯一の趣味・楽しみだという場合、仕事がうまくいっているうちはいいですが、うまくいかなくなったときに逃げ場がありません。
投資の世界では「卵を一つのカゴに盛るな」という言葉があります。卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落としたときに全部の卵が割れてしまうかもしれませんが、複数のカゴに分けて盛っておけば一つのカゴを落としてもいくつかの卵が割れるだけで済みます。リスクを分散するということです。
趣味についてもある意味同じで、一つだけを楽しみにしておくとそれがダメになった場合、もう楽しみがなくなってしまいます。
仕事を楽しみを見出すのはとてもいいことだと思いますが、それだけを楽しみにするのは危険です。
仕事には個人の頑張りだけではどうにもならない外乱も多く、ほんのささいなこと、例えば「違う部署に配属になった」「苦手なタイプの上司が来た」「納期が厳しくて残業が増えた」などがきっかけで突然仕事がつらくなってしまうということがあります。そのため、仕事以外にも趣味をもつことをおすすめします。
上の関連記事でも紹介していますが、PRESIDENT Onlineでの55~74歳への「人生の振り返り」のアンケートによれば、リタイア前にやるべきだったと後悔していることの第1位は「一生続けられる趣味を見つければ良かった」となっています。
かくいう私も趣味が多い方ではないため、何か打ち込める趣味を見つけていきたいと思っているところです。
このブログでも、私自身の趣味探しの経験をもとにいろいろな趣味候補をご紹介していきます。

私にはちょっと信じられないですけど